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『KING OF PRISM』をまだ観ていない方へ! 50回通った漢の丸分かり解説!

2017年7月7日

 

最新作『キンプリSSS』から観ても良いの?

大丈夫です!!

2019年に公開された最新作『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』は現在劇場で絶賛公開中!4月からはTV放送も始まります!

通称『キンプリSSS』『スッスッス』
『スッスッス』は監督がインスタグラムで提唱した略称で、『SSS』とある1シーンの演出を紐つけて形にしたもの。特に意味はありません。

この『キンプリSSS』ですが「TVアニメで放送する全12話を3話ずつまとめた全4章を、3週おきに上映する」というかなり特殊な形式を取っています。つまり3週経つと次の章に移行してしまうため、1章辺り映画館で鑑賞できる時間がかなり限られています。

4月からはTV放送で同じ内容を見ることが可能ですので、映画館に行くのが面倒くさいという方は家で是非チェックしてみてください。どちらでも楽しめることは請け合いです。

でもそれだと話がよく分からないんじゃないの?と思われる方も多いと思います。実際確かに話の全てが分かるわけではないでしょう。しかしハードルを上げすぎるのhあ、さっきと同じこと言ってますね!

実際のところ『キンプリSSS』から見ても大丈夫な理由はたくさんありますし、そのどれもが明確です。この項ではその内容についても触れて行きます。

ほとんどのキャラが最新作で初めて活躍する

『キンプリSSS』は、『キンプリ』から登場した新キャラクター達をフィーチャーした新編です。前作までは『プリリズRL』から登場していたキャラクターがメインに活躍する物語でした。

『キンプリ』は「とある人気キャラの登場時間が過去2作品で実は合計5分しかなかった」ということがネットで話題を読んでいたり、新キャラについてはほぼ掘り下げが行われていないと言っていい作品。つまりほとんどのキャラの物語はここから始まると言っても過言ではありません。

前作までのファンですら「彼はどんな人なんだろう」「どんな物語を見せてくれるんだろう」という段階にあると言えます。キャラクターに関しては、歴代ファンも完全初見さんもそんなにスタートラインに違いがないんです。

物語の設定的な部分では過去作までを見ておいた方が確実に理解できますが、今作は前作を予習していなくても単純に楽しめる作品になるよう、独立した展開を意識して創られています。 

何より今作はTV放映されるというのが大きなポイント!実質無料ではなく本当に無料!わざわざ映画館に行かずとも、誰でも何となく見ることができる!家でのんびり夜食でも食べながらの鑑賞もオススメです!

本当に軽い気持ちで見ることができます。あまりハードルを上げすぎず、TVシリーズから見始めてもらっても楽しめると思いますよ!

映画館で観るとより楽しい作品

しかし欲を言えば、是非映画館で観てほしい作品ではあるのです。それがTV放送が待っている作品であったとしてもですね。

その理由は映像も音響も本当に凄いから。単純な話ですね。

『キンプリ』はその成り立ちも特殊なため、かなり低予算で創られた作品です。そのため、映像や音響に限界があり、映画として完璧であるとは言えなかったと思います。あ、作品は完璧です。

前作『キンプラ』は1作目のヒットを鑑みて製作されたため、予算も潤沢にあり(想像)そのおかげで映画としてのクオリティが大幅にアップ!!ひゃっくおっくぅ!!映像も音響も前作を超えるレベルまでパワーアップしていました!!

そして最新作『キンプリSSS』のプリズムショーはTV放送用に創られた作品でありながら、劇場作品であった『キンプラ』を上回るクオリティを目指しているのをひしひしと感じる内容です。

映画館という素晴らしい環境でプリズムショーの「極めて意味不明な演出」を体感することができれば、その素晴らしさはTVで見る10倍にも100倍にも膨れ上がるのです。

さながらアーティストのライブに来ているような感覚。そこに体現される演出の右斜め上さに、凄まじいまでのトランス状態に襲われること請け合いです。とてもたのしーです。

完全な「1話完結」 どこから見てもすっきり楽しめる

最新作はプリズムショーのクオリティもさることながら、1話辺り1キャラずつ丁寧に描かれる物語も魅力的。分かりにくい話がほとんどありません(勢いが凄まじい第1話は除く)

さらに「1話で描き切ること」に重きを置いていることもあり、「1話だけ切り取って見ても絶対にそのキャラのことが分かるし面白い」という構造になっています。

もったいぶらせた展開がなく、伏線などもその話中に回収されていくため、1話見終わったら絶対にすっきりしている。しかもそこに強烈なプリズムショーの演出が加味され、面白さが爆発して行きます。

むしろ過去作を見ていればいるほど、演出の細かい部分が全部気になってしまい、情報に踊らされるまま頭が爆発して逆に処理が追いつかなくなるということもあり得るため、何も知らないまま見た方がスッキリ見られるかもしれません。『キンプラ』公開時に監督がそう言ってた。監督ありがとー!!

正直なところ、欲を言えば、DVDを借りるなどして『キンプリ』『キンプラ』を見てからTV放送を見る、映画館へ行く、というのが理想的なのは事実です。しかし、その映像美や圧力を体感しないまま終わってしまうなら、是非最新作を見てから、後のことを考えてほしいなと思います。

映画はTV放送よりも1ヶ月ほど先行して展開されますが、幸いなことにTV放送に合わせて上映を開始する映画館もあります。TVを見てから「映画館で観たい」と思えた人も、そこから映画館に足を運ぶことができるという特別仕様です。

正に至れり尽くせりの展開である『キンプリSSS』(『スッスッス』)をここで見ない手はないと考えています。ですので、まずは是非『キンプリSSS』を観てみて下さい。これが今、僕の中では一番です。

男が観に行っても楽しめるの?

俺は男だァ!!(集中線)

楽しめます。観に行って下さい。

ただ「俺は男の裸が出てくるアニメは絶対に無理なんだ」とか「ホモ臭い描写が一瞬でも出てくるだけで許せない気持ちになる」というある種の過激思想を持たれてしまっている方だけはオススメできません。そういうシーンは正直ありますから、無視できるとは思いません。

「別にそういうのは好きではないけど、別段苦手意識もない」とか「見ようと思ったこと自体ないけど、特に何とも思ってない」という人は普通に観て下さい。楽しめます。

そもそも、男同士が一つの目標に向かって努力しているというのは、少年漫画の王道的要素であり、別に女性向け作品だけが持っている要素というわけではありません。ただ登場キャラクターの顔立ちが整っているだとかそういう点を除けば殆ど少年向けアニメです。

なので、ストーリー展開自体は非常に男らしいところもあり、実際は男が見た方が楽しめるようなシーンも満載です。男の胸が熱くなる超イカした必殺技やバトルシーンも盛り沢山ですよ!何を言っているのか分からないと思うが見れば分かる!キンプリはバトルアニメでもあるんだ。

子供の頃に見た男臭い男児向けアニメのようなまっすぐな熱さが『キンプリ』『キンプラ』にはあります。ちょっと見た目が女性向けっぽいからという理由で遠ざけてしまうのはもったいないです。

プリズムジャンプの演出の凄さは男女問わず同様に感じることができると思います。女性向けとか男性向けとかあまり気にせずに『キンプリ』という作品を皆で楽しみたいと思ってますヨ。

「○○を見てから行け」ってよく見るけどどう?

まず『キンプリシリーズ』を観て下さい。

関連作品、特に『キンプラ』は70分という短い尺に『プリティーリズムシリーズ』だけでなく、製作者のお遊びなどや様々な事情によって色んな作品のリスペクトやオマージュが盛られています。それを全て「知るために見ておいた方が良い作品」が沢山あるのは事実です。

しかし物語としてそれを見て、知っている必要はありません。プリズムショーの演出を見る上でも絶対必要な知識でもありません。

オタクとして100%理解して楽しむということに楽しみを覚えるのは分かります。凄く楽しいし、小さな違和感がバチッとハマるジグソーパズルのような感覚は最高ですよね。

しかし、まずは作品に触れてもらうのが一番だと思っております。観賞のハードルを上げすぎるのは良くない!良くないのだ!まずは『キンプリ』『キンプラ』を見て、『スッスッス』を見て、それからネットの考察なんかを読んだり、近くのファンに話を聞いて「そういうことだったのか!」と思いながら、過去作品に興味を持ってもらえたら良いなと僕なんかは思いますね。

【キンプリ】『KING OF PRISM』関連作品丸分かり解説!まずはどれを見るべき?

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ちなみに物語の理解に必要な作品は『プリリズRL』と『キンプリ』だけです。『キンプラ』を面白いと思えたら、時間がある時にでもこちらの作品は是非観てみて、もう一度『キンプラ』を観てほしいですね。見える世界が全く違ってくると思いますので。

近くの映画館がもう応援上映しかやってない…

\応援上映から観ても大丈夫でーす!/

……まぁ正直言えば初見は普通に観てもらった方が良いのは間違いありません。

しかし最新作『キンプリSSS』の応援上映に参加している人達は、前作『キンプラ』で応援上映を経験してきた猛者たちが多く、作品の盛り上げ方を熟知している方が大半です。

シリアスなところはしっかり見入り、笑えるところはしっかり突っ込む。そういったバランス感覚を持っている人が劇場内で独特の空気を作り上げています。特にプリズムショーのシーンでは、映画館の観客も映像中のショーの観客と同化します。

映画自体がそれを想定して創られていますので、さながら音楽のライブを観に来ているような特異な感覚を味わえると思います。なので、周りで騒いでいる人も「映画の一部」という見方がしやすいですし、あまり気にならないかと思います。

「いや流石に初見ではちょっと……」という方も多いかと思います。しかし、僕の周りでも「応援が初見」という人はそれなりにいて、皆同じように楽しんでいますし、場合によっては「応援が初見で良かったかもしれん」という人もいます。

初見が応援上映という全てが未体験エンターテイメントであることも1つの楽しみです。その楽しみができるのもその1回限りなのです。

コレに関しては無理強いできませんが、チャレンジする気持ちがあればアリかと思います!

TV放送は地上波の光源限界などに引っかかり、映像の綺麗さや迫力も半減すると考えられます。『キンプリ』はできれば映画館で各キャラのショーの真髄を体感してほしい作品。

なので映画館で観えないよりは観に行ってほしい!恐いもの観たさで挑戦してみてほしいとは思います!

まとめ

以上キンプリの魅力を極力分かりやすく語って参りました。俺の気持ちは皆に伝わっただろうか…。

正直言ってファン心で

あれが最高でこれがすげー良くてああもうもう一回行こ!!!!

みたいに書き殴りたいことはいっぱいあるのですが、まだ見たことない方への解説ということで、一度初心に立ち上りこの記事を書いてみました。僕がこれだけ熱狂的にハマったのには理由もあり、それも語りたいところですが、それはまた次の機会にでも。

必要なのは楽しむ心だけ!
まず皆にプリズムショーの魅力を知ってほしい!

僕が初めて『キンプリ』を観たのは2016年3月のことです。それまで自分がこんなにハマるなんて思っているわけもなく、当然何も知らず、どういうアニメかも何も分からないまま本当に無の状態で観ました。「女児向けアニメをこの歳になって見るなんて流石に…」と思っていた僕の今はこれである。レインボーライブ最高に面白い!!

因みに僕の『キンプリ』遍歴はこの記事を見て下さい。

『キンプリ』から入って『プリリズRL』にハマった人も物凄く沢山います。総数で言えば、『キンプリ』のファンにはそういう人の方が多いくらいではないでしょうか。

だから、順番はあまり気にせず、気の向くまま趣くまま『KING OF PRISM』を見てほしいと思っています。まずは見てから考える!それで良いはずです。

確かにこの作品は過去作を見ているか見ていないかで感じるものがまるで違います。演出が物凄いだけでなく、硬派な人間ドラマもこの作品の根幹の魅力の1つであるからです。でもその魅力を知るのは、しばらく後でも大丈夫です。

『キンプリシリーズ』のプリズムショーの衝撃をただひたすら真っ直ぐに受け止めることができるのは、今まっさらな状態である画面の前のアナタ達だけなんです。

是非『KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-』を観てほしいと思います。

そして気に入ったら他の作品にも手を出してみてください!

『キンプリ』全作を含む『プリティーシリーズ』全ての作品はdアニメストアで視聴が可能!他の配信サービスでは取りこぼしがあることが多いのでご注意を!

7月7日、七夕の日は『キンプリ』にとってとても大切な1日です。その日にこの記事を上げておきたいと思いました!(※この記事の初稿は2017年7月7日です)

是非皆さん"キンプリを見て下さい!"
そして見終わった人は僕と是非『キンプリ』について語り明かしましょう!

監督!
こんな素晴らしい作品を創ってくれて!
プリズム煌めきを広めてくれて!
本当に!
ありがとー!!

  • この記事を書いた人

はつ

『超感想エンタミア』運営者。男性。美少女よりイケメンを好み、最近は主に女性向け作品の感想執筆を行っている。キャラの心情読解を得意とし、1人1人に公平に寄り添った感想で人気を博す。その熱量は初見やアニメオリジナル作品においても発揮され、某アニメでは監督から感謝のツイートを受け取ったことも。

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