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『ロックマン30周年記念ライブ』17,000字ロングレポート&思い出語り【ロックマン歴20年が贈る】

2018年7月16日

行ってきました!
30周年という節目に満を持して行われたロックマンシリーズの単独イベント!

ロックマンと言えば、シリーズ未プレイでも良BGMの印象を持っている方が多い作品ではないかと思います。その珠玉の名曲達を生音のバンドサウンドで聴くことができるという素晴らしい機会です!
元々ゲームミュージック愛好家である僕としてはこれを外すことはできない!というわけで遠路はるばる愛知県から馳せ参じた次第です!

先に筆者の20年間のロックマン歴を記載しておきますと――
ロックマンシリーズは僕が幼少期に取り分け早い段階で触れた作品の一つであり、初めて触れた作品は『ロックマンX2』でした。
いわゆる「エックス世代」というやつですね。

本格的にプレイを始めたのは『ロックマンエグゼ』シリーズからで、そこから過去作に戻ったり新作を遊んだりして、それなりの数をプレイして今に至ります。
ナンバリングに限って言えば8割くらいは遊んでる…かな?

なので厳密に言うと「エグゼ世代」なのかもしれないですが、そもそもGBA発売当時にエグゼに手を出そうと思ったのが過去にXシリーズを遊んでいたわけなのです。
気持ち的にはエックスから入ったかなと思っています。

ロックマン1~5,9,10
X~X8,イレハンX
エグゼ1~6
流星1~3,OSS
ゼロ1~4
ZX,ZXA

こんな感じかな?DASHは未プレイですまん…。
シリーズが停滞し、ほぼブランクになっていた大学生時代は実況プレイ動画やTAS動画が流行っていた時期でした。
それらを参考にしながら毎日のように『エックス』や『ゼロ』を遊び、極めプレイなんかを楽しんでいましたね。
寧ろこの時期に過去シリーズへの熱が燃え上がりプレイした作品も多いくらいです。

そんなプレイ遍歴ですので、思い出深いBGMは数多くあります!

8日(日)の千秋楽公演を見させて頂きましたので、そちらを基準に書かせて頂こうと思います!
よろしければ楽しんで行ってくださいませ!

レポート&感想

せっかくセトリがアップされているので順番に行きましょう!

1.Dr.ワイリーStage1【ロックマン2より】

チュインチュインチュインという効果音と共に眉毛が動くワイリーが登場。
「実☆家」の空耳(?)も印象的なステージ導入のゲーム画面を流してから曲がスタート。
『ロックマン2』既プレイの人にはどうにも馴染み深い演出。

おっくせんまん!おっくせんまん!

で知られる言わずと知れた名曲からライブは始まります。
※会場内にはネットのノリを求めない純粋なシリーズファンの方もいるだろうと思い、声には出してません。

今回は一般的なロックスタイルのバンド演奏に+バイオリン、そしてガールズブラスバンドMosの方々による管楽器の演奏も加わっているため、音楽的なアプローチも多岐に渡ります。

ロックマンという文字通りロックテイストのアレンジをされることが多い中、管楽器の加えるテイスティングはまた趣深いものがある。
それを初めてのライブで用意してもらえたこともまた我々にとっては幸運なことです。

公式非公式含めれば無限にアレンジを加えられてきたこの曲だからこそ、「このライブだけのアレンジ」の存在を最初に主張する曲としてふさわしかったと思います。

色んな意味で「最初からクライマックス」とはこのことか。
ガンガン楽しんで行きましょう!

2.ロックマンメドレー【ロックマンシリーズより】

メドレーパートは「メドレーで1曲」というアレンジです。
単曲の場合、オリジナルver.を2~3ループさせた尺に様々な楽器によるソロパートを入れるという内容。
メドレーは3曲を1ループずつで1曲にしているという趣きですね。

無印とエックスのメドレーパートは公演によって内容が変わるという趣向も凝らされています。
全公演に参加しても違った曲を聴けるというのは良いですね。

僕は千秋楽公演なのでそちらの内容をご紹介します!

スラッシュマン ステージ【7より】

7は未プレイなので知らない曲でした……。
エックス世代なのでそちらのプレイで慣れていることもあり、無印はあまり得意ではないのが理由でALLプレイできていないのです。すんません。
コレクションやらないとなぁ。

でも7作目ともなると、「シリーズの雰囲気」というのが定まっている時期であり、良い意味で知らない曲も知っている曲かのように感じるほどの安心感。
純粋に音楽として楽しむことができました!

ニトロマン ステージ【10より】

11の発表で「ロックマンシリーズ再始動!」と見た時

「再始動って…この前9,10が出た時も同じこと言ってただろ?」

と思ったのは僕だけでしょうか?再始動なんですよ。あれからもう8年です。
マジかよって感じですよね。

僕としてはオンタイムでプレイした数少ない無印作品ということで新しいというイメージの9,10。
ここからも1曲聴くことができて嬉しい限りでした。

二トロマンステージは、その名にふさわしい疾走感溢れるステージギミックとBGM。
10の8ボス中でも強く印象に残っている方も多いのではないでしょうか?

何だかんだ言ってもアップテンポな楽曲ほど生音演奏で聴いてみたいと思ってしまうもの。
そしてアップテンポながら哀愁を漂わせるメロディをバイオリンが的確に弾き合わせます。

素晴らしいチョイスと演奏で感動しました!

ファラオマン ステージ【4より】

個人的に4というファラオマンなんですよね。
曲がというよりステージがですね。

特に砂に埋もれながら無限に湧いてくる雑魚に苦しめられた序盤の記憶がどうにも根強い…。
昔のゲームだから砂に埋まっていくスピードが妙に早くて焦るんですよね…。
ファラオマンステージは曲に不穏な旋律が強いところもあり余計そう感じるのかもしれません。

ロックマンの思い出というと「苦しんだ」というのも重要なファクター。
この曲を聴くとテンションが上がると同時にどことなく不安になるという曲も数知れず。

無印の演奏中はプレイ動画を流してくれたこともあり、そういった記憶を追体験しながら曲を楽しむことができて最高でしたね。
ゲームミュージックライブの醍醐味の一つかと思います!

3.Fuse Man Stage【ロックマン11より】

曲名が英表記になるらしい。

最新作11より、PVで使用されているヒューズマンステージの楽曲を先行演奏。
これがもう本当に滅茶苦茶カッコ良かった!

過去の曲のバンドアレンジももちろん良いのですが、電子音ありきで創られた楽曲のテイストを保ちながら今風に創り替えるのは一つ制約もあるかと思います。

こういう元々最新の環境で創られている楽曲は、アレンジでも遊びが入れやすい感じがします。
ストレートに演奏向きに調整されたこの曲の演奏陣の弾けっぷりは物凄いものがありました!

この演奏を見て11は絶対買おうと決意した人もいるくらいではないかと。
まだまだこれから本当の意味で育っていく楽曲であり、期待に胸が膨らむばかりです!

『ロックマン11』は、正直カプコンの中でどういう立ち位置で創られた作品なのか図りかねているところがありました。
9や10も厳密に言えば外注、カプコン謹製のロックマンって本当いつぶりに作られたのってレベルですから。
ロックマンXシリーズの中盤を考えると…という印象もありますしね。

ですが、今のところ本当に愛を持ったスタッフによる全力の作品であることが伺えます。
そうですよね、最早「ロックマンを作りたくてカプコンに入った方々」が力を持ってきている時期でしょうから!

楽しみにしています『ロックマン11』!発売が本当に楽しみです!

4.カットマン ステージ【ロックマン1より】

無印楽曲の最後を飾るのは記念すべき1作目よりこの曲。

カットマンステージが印象的なのかカットマンが印象的なのか…。
なんかこの曲がメドレーではなく1曲フル尺で用意されていることに大いなる納得をしてしまうところがある。
そんなシリーズの始まりを象徴する楽曲です。

直前のMCで登壇されたロックマン1の作曲家、松前真奈美氏による
「人間になりたかったロボットの持つ哀愁を曲に込めた」
という言葉が最も色濃く反映された1曲。

泣きのメロディ、ノスタルジックな雰囲気はシリーズを象徴する要素として、その後の作曲家陣に大いなる影響を与え、シリーズ全体を一つにまとめる大きな役割を果たすことになりました。
音楽の持つ力がこれほどまでにロックマンシリーズにとって大きなポイントとなったのはこれが理由でもあったかと思います。

非常にブラスバンドの音圧が沁み渡るアレンジでジーンと来ましたね。
元の曲調がブラス向きでもあったのも相まって、非常に印象深い演奏でした。

この曲は「あぁ"ロックマンシリーズのライブ"に来たな」と強く思わせてくれる瞬間だったなぁと。
ネットで湧いている有名曲やゲーム音楽の総合ライブではなく、ロックマンの単独のイベントなんですよね、これは。

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5.フラッター号 VS ゲゼルシャフト号【ロックマンDASHより】

未プレイで本当にすんません!!
ただこの曲は知っていた!!

ゲーム会社のクロスオーバー作品『プロジェクトクロスゾーン』シリーズ(PXZ)でトロン様を使用した際に流れることがある曲でしたね。

DASHは他のシリーズとは一線を画した雰囲気が特徴かと思っています。
ジャズテイストの曲がこうして人気曲に上がるのが一つそういうところ象徴している気がします。

……いややっぱり未プレイの分際で多くは語れませんので!!
リメイクと3の再開待ってます!

ちなみに『PXZ』はエックスとゼロが出ると知って買いました。
エックスとゼロは気持ち優遇されているのでシリーズファン的にはアリです。特に2は名作なので是非。

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はつ

『超感想エンタミア』運営者。男性。美少女よりイケメンを好み、最近は主に女性向け作品の感想執筆を行っている。キャラの心情読解を得意とし、1人1人に公平に寄り添った感想で人気を博す。その熱量は初見やアニメオリジナル作品においても発揮され、某アニメでは監督から感謝のツイートを受け取ったことも。

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