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【超感想】『Fairy蘭丸』作品の魅力を徹底解説!もう意味不明なアニメとは言わせない!?

引用元:https://f-ran.jp/

あの『KING OF PRISM』シリーズを手掛ける、菱田正和監督の完全オリジナル作品として発表された『Fairy蘭丸』。

そのオリジナリティ溢れる演出は視聴者の度肝を抜き、第1話からTwitterのトレンド入りを果たすなど界隈を賑わせています。

その一方で第一印象の「意味不明なアニメ」という評判が払拭され切れていないところがあり、この作品が本来持っている数々の魅力が埋もれてしまっている側面もあるようです。

第6話の放送を終えた今では「どのようなアニメか」までの理解はしっかりと進んでおり、全話を通してみると非常に楽しみやすい作風なことも分かる状態になっています。

メインキャラクター5人の当番回が終了した現在は振り返りの絶好のチャンスです。この記事では『Fairy蘭丸』が持つ作品の魅力を項目ごとにピックアップ。詳しく解説して参ります。是非とも参考にしてみてください。

ストーリーの魅力

『Fairy蘭丸』(※以下『F蘭』)は、非常に分かりやすいストーリー構造を取っています。

毎週1人の悩み事を抱える女性の人生に着目。その女性を苦しめている相手を見つけ出して成敗し、その悪意(作中では"愛著(あいじゃく)"と呼称)を取り払います。

古き良き勧善懲悪のメソッドが取り入れられており、その点はどんな人にも受け入れられる分かりやすい物語だと思います。特撮作品や時代劇などにかなり近しい展開性を持っている作品です。

毎週後半ではキャラクターの変身シーンがあり、お約束の戦闘シーンを経てカッコイイ必殺技を炸裂させる。この一連の流れが全話に通して貫かれているため、2話以降は非常に強い安心感を持って見られるエンターテインメント作品です。頭を空っぽにして楽しめます。

肝となっているのは、登場人物の悩みが現代人が実際に抱えているトラブルと完全にリンクしていることでしょう。

各話概要

第1話「恋人絡みの嫉妬心から来るイジメ問題」
第2話「悪徳編集者の食い物にされる新人漫画家」
第3話「モラハラ若手俳優と交際を匂わせる彼女」
第4話「センターになりたい奥手な劣等アイドル」
第5話「親の借金返済にその身を捧げる一人娘」
第6話「劣悪な環境とパワハラに心を病んだ社畜」

1話ずつ見て行くと、この時点でも1つは興味のある話題があるのではないでしょうか?

優しい感情のキャラクターが発する情熱的な台詞が心を打つ作品となっており、一話一話で胸が熱くなるシーンがしっかりと用意されています。近しい悩みや境遇を抱えている人が見ると、自分も同様に心を救われたような気分になれる。そんなまっすぐで温かい作品です。

そしてこれらの問題を解決してくれる5人の夭聖(ようせい)たちが、それぞれ過去に悲痛な経験をしていることも捨て置けません。

女性を救っていく過程で、彼ら自身の個人的な感情や価値観も見え隠れする。それによって協力し合ったり、時にぶつかり合ったりする関係性もしっかりと描かれています。

基本は1話完結の物語ながら、裏では夭聖界を巡る1本の壮大なストーリーも並行して進んでいるのが魅力の1つ。

最新の第6話は、その蓄積してきた設定や要素がいよいよ華を開き始めました。

物語的に見ても、正に今こそが『F蘭』を1話から振り返る絶好の機会に違いありません。ストーリーに着目すると非常に見やすく分かりやすい作品となっており、一気見にも非常に適した作風です。今からでも『F蘭』の物語を楽しんでみてはいかがでしょうか?

映像演出の魅力

『F蘭』を語る上で、その世界を彩る見目麗しい映像演出を外すことはできません。

まずは夭聖たちの変身シーン。
5人の変身シーンは同様の変身バンク(BGM含む)を基軸に行われており、見れば見るほど毎週の変身が楽しみになっていく構造です。子供の頃に見ていたような心の昂りを感じられる人も、多いのではないでしょうか。

痩身の少年たちが「禁忌解放」することで露わにする夭聖形態は、かなり玄人向けの様相で統一されています。

引用元:https://f-ran.jp/

これが

引用元:https://f-ran.jp/

こうなるんだから世の中分かりません。
一番右の「完全に別人」感。良いですよね(?)

感想を漁る中で「最近の女性向けはこういうのがウケるんだ^^;わかんないなぁ」というものを見かけましたが誤解です。『Fairy蘭丸』はウケる人にウケる作品であり、厳密に言えば女性向け作品ではありません(※女性向け作品です)

夭聖形態は製作スタッフの並々ならぬ情熱によってデザイン及び描画されており、各人の身体の描き方には凄まじいこだわりが見られます。

そのクオリティはもはや一種の造形美に達しており、毎週ポージングまで含めてあまりにも洗練され尽くした煽情的なフォルムを見せつけられることになります。そんなに男の身体を美麗に描かれてもちょっと…という方もいるかもしれませんが、美術館でダビデ像を見るような感覚で見るのがオススメです。

衝撃の「艶歌」歌唱シーン

そして第1話にて多くの人を混乱と爆笑の渦に巻き込んだのが、変身後の歌唱シーンです。通称「艶歌(えんか)」と呼ばれているこれは、作中最大の目玉となり得る特徴的な演出です。

変身後に愛著を奪取するための心象世界に移動する際、彼らは移動中に歌を歌いながら扉の間の世界で義理人情を歌い上げます。

斬新すぎて言葉で説明するのはかなり厳しいため、詳しくは公式YouTubeチャンネルにて公開されているこれらの動画をご覧ください。

全キャラ1分10秒程度で同様の演出となっており、"見れば分かる"面白さがそこには眠っています。

最初こそ突飛すぎて吹き出してしまうこと請け合いなものの、第2話以降はこれを見るのが毎回の楽しみになると言っても過言ではありません。

あまりにも姿形が変わりすぎる衝撃的な変身の直後に流れるこの歌唱シーンは、大人たちの心の底で蓋をされている少年少女の心を呼び覚ますことでしょう。本編を視聴した際には、物語を補完する意味も持っている歌詞の内容にも要注目となっています。

心象世界描写と夭聖の必殺技

「艶歌」歌唱シーンを終えた後は、いよいよ彼らの戦いが始まります。

既にお腹いっぱい胸いっぱいの状況で投げ込まれる心象世界は、毎週独特すぎる絵画的な映像に彩られた異質な空間です。こちらもスタッフさんのこだわりが如実に反映された映像となっています。

水墨画チックな世界から抽象画的表現の世界まで。
毎週モチーフとなっているものが存在しているため、モチーフ元を想像したり検索したりして、物語と関連付けて楽しむのも1つの醍醐味となり得るでしょう。

戦闘も毎回展開が圧縮されており、どちらかと言えば戦闘シーンその物を楽しむよりも、物語の一部として戦闘が取り入れられているイメージ。時間もさほど長いものではなく、激しいバトルものが苦手だという方でも十分に受け入れられる内容に仕上がっています。

そして夭聖たちが悪しき者どもを成敗する一撃は、3Dグラフィックを用いて展開される超ド派手な必殺技です。

「オン マヤルタ ハリキラ(※謎の夭聖言語)」で巨大な鍵(※デザインはキャラクターごとに異なる)を創造し、「心根開錠!」の一言で悪しき者の心の闇(愛著)を炙り出します。

グッズの発売も決定済み!

「聖母被昇天!」の掛け声と共に自身が最も得意とする武器を生成し、気合いの籠った「GO TO HEAVE―N!!」の絶叫と共に相手に取り憑いた愛著を破壊して回収する。

ここまでが全キャラに統一された超カッコいいフィニッシュ演出です。

え、文章で言われても何が何だかさっぱり分からないって?そうですね。カッコイイ映像とは得てしてそういうものだと思います。ペンは剣よりも強しと言えど、敵わないものも存在するということです。是非見てみてください。

そんな心が温まる物語と、心が熱くなる映像が合体して生まれた異質アニメ『Fairy蘭丸』。皆さんにもその世界を是非堪能してみてほしいと願うばかりです。

おわりに

『Fairy蘭丸』の魅力を解説して参りました。

特に「最近なんか疲れているなぁ癒されたいなぁ」という方は、一見の価値があるアニメです。そしてとりあえず「なんかよく分からんがカッコいいのは好きだぜ!」という人にも、同じくオススメできる作品となっています。

短い時間ながらに細かい要素がしっかりと詰め込まれた情緒的なストーリーテリングは、見る者の心を揺さぶり感動を覚えさせる丁寧で視聴者に寄り添った創りです。

逆に後半にかけて圧縮された美麗な映像演出は、誰もが大好きな日本アニメの"強さ"を感じさせるパッショナブルな勢いを放ち尽くしています。

物語内容が好きで見る方は、演出の方は何となく見ていれば大丈夫。きっとアニメが終わる頃には、ないと物足りないと感じる身体になっているはずです。逆に演出が好きで視聴する方は、物語で語られるキャラクターの生き様を見守ってみてあげてください。

そんな様々なエンタメ要素を凝縮して煮詰めたような作品として打ち出されている『Fairy蘭丸』。まずは試しにと第1話をご覧になってはいかがでしょう?

第1話を見終えた時「毎週これが見られるなら楽しそうだな」と思えた方は、十二分にFairy適性が高いと言えます。そのまま継続して第6話まで見てしまえば、きっと心が洗われます。

そこのあなた、もしかして見て見ぬ振りするんですか?そんなことはできないですよね。我々と共に、『Fairy蘭丸』で笑みの花を咲かせましょう!

あなたの心いただきます!1人でも多くの方に『F蘭』の魅力が届くことを祈っています。超感想エンタミアのはつでした。それではまた。

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はつ

『超感想エンタミア』運営者。男性。美少女よりイケメンを好み、最近は主に女性向け作品の感想執筆を行っている。キャラの心情読解を得意とし、1人1人に公平に寄り添った感想で人気を博す。その熱量は初見やアニメオリジナル作品においても発揮され、某アニメでは監督から感謝のツイートを受け取ったことも。

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