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料理系「ぬいTuber」『ぬいぐるめ』の魅力!一生懸命にがんばる3"ぬい"組の愛らしさ

皆さんは「ぬいTuber」という存在をご存知でしょうか?

VTuberならぬ「ぬいTuber」。
その語感の通り、ぬいぐるみが演者として動画に出演しているYouTuberのことを指します。

今回その中でご紹介したいのが、『ぬいぐるめ』というYouTubeチャンネルです。

3人の可愛いぬいぐるみたちが、料理に奮闘していく姿を面白おかしく切り取った、全く新しい形の「ぬいTuber」チャンネルとなっています。

「おいおい開幕から情報量が多いな」と思ったそこの皆様方。是非ともブラウザバックせずに、この記事にお付き合い頂けませんか?

「ぬいTuber」とは何なのか。
『ぬいぐるめ』とはどのようなチャンネルで、どんな面白さがあるのか。

その全てをこの1記事に集約してお伝え致します。

読み終わった時にはきっと、今まで知る由もなかった新しい世界への知見を得られていることでしょう。そんなことに期待を膨らませながら、是非ともこの記事にお付き合いくださいませ。

「ぬいTuber」だからこそ

「ぬいTuber」とは、簡単には「VTuberのぬいぐるみ版」と思って頂けると理解が早いかもしれません。

VTuberがバーチャルの世界に生きる1人の存在であるのと同じように、「ぬいTuber」もまた現世に"ぬいぐるみ"として生を受け、この世界を懸命に生きている生き物です。

何となくぬいぐるみが動画に出ていると「何かのキャラクターなのかな?」と思ってしまうかもしれませんが、彼らぬいTuberは個々がオリジナルの性格と見た目を持った個人存在です。

こういった傾向から「ぬいTuber」も、ほぼVTuberと同じ気持ちで見れば良いYouTubeチャンネルだと言えるでしょう。ただし"ぬいぐるみ"であること」は彼らにとって、乗り越えるべき壁が多いことも意味しています。

まず現実に意志を持って存在すると言っても、彼らは身体も小さく可動部も少ないぬいぐるみには違いありません。人間と全く同じことができるわけではなく、身体の制約を加味した上で「挑戦する」内容を決める必要があります。

さらに表情を変えることはできませんし、造形や衣装についてもあまり派手な様式を採用することはできません。VTuberのように豪華な衣装を着て、表情豊かに視聴者とコミュニケーションを取るのもまた不得手です。

このように「ぬいTuber」はYouTuberやVTuberと比べると明確な課題点が多く、活動内容も限られてきてしまうのが実情です。

料理をするために完全防御!
汚れに弱いのもぬいぐるみの宿命です…。

けれどYouTuberVTuberも、どうしようもない課題を抱えている点は変わりません。そしてその制約の中で考えて努力するからこそ、彼らは面白い動画を世に打ち出すことができていると思います。

であるならば「ぬいTuber」にもまた、彼らにしか出せない雰囲気・面白さが確実に存在するとだけは断言できます。YouTuberやVTuberとは全く異なった制約を持つが故に、それを乗り越えた先で生まれる動画は全く違った魅力を孕んだものになるでしょう。

例えば「現実に存在している可愛い(意志を持った)存在」であることは、彼ら「ぬいTuber」だけが持つ長所です。短所であるはずの身体の小ささも、見方を変えれば「人間とは違った見せ方ができる」と言い換えられます。

その愛くるしい見た目が醸し出すゆるふわ感の中に、どこか人間らしさを思わせるエンタメ性。できないことが多いながらも、一生懸命がんばっているその健気さ。それらを複合することができるのが、"ぬいぐるみ"である彼らの長所ではないでしょうか。

茄子を切るだけでも一苦労。
この一生懸命さが愛らしい…!

YouTuberともVTuberとも方向性の異なった、全く新しい世界を見せてくれるエンターテイナー。そんな新たな可能性を持っているのが、彼ら「ぬいTuber」です。

そのぬいTuberがあれやこれやとがんばって運営しているYouTubeチャンネルが、今回紹介する『ぬいぐるめ』です。

人間でもなくバーチャルでもない。"ぬいぐるみ"というある意味での2.5次元存在。そんな彼らにしか出せない、優しさと癒しに包まれた世界を体現しているYouTubeチャンネル。その魅力を、いよいよ以下でご紹介して行きましょう。

『ぬいぐるめ』の魅力

『ぬいぐるめ』は3人の男性ぬいTuberが、料理に挑戦していく動画を展開しているYouTubeチャンネルです。

ぬいぐるみという人間の手ほどの大きさしかなく、汚れがつけば洗い流すのも至難の業。そんな存在である彼らが、自分たちのできそうな料理に果敢に挑戦していく姿が楽しめます。

自分たちよりも大きな調理器具を持ち、わずかな可動部のみで一生懸命に料理していく姿は、それだけでも何となく応援したくなる魅力を放っています。

そして幸いにも(?)彼らは料理初心者。元々凝った料理を作れるわけではありません。簡単そうなレシピを自分たちで選び、チャレンジしていくことになります。

お菓子の家を作ります!
字幕が多めで見やすいのも魅力。

料理動画という観点で見ても、「ぬいぐるみの彼らに作れるのだから、自分にだって作れるだろう」と、そんな勇気を与えてくれる動画になっています。普段料理をしない人にとっては特に、超超超超ビギナーなレシピを知ることができる場としても有益かもしれません。

ただの料理初心者の応援動画ではなく、ただ可愛いだけのぬいTubeチャンネルでもない。『ぬいぐるめ』は実利と可愛いを両立させた、全く見たことがない魅力を持ったYouTubeチャンネルです。

また「コーヒーに合う調味料ランキング!」「友達が作ってくれたジュースが激マズだったらどうする!?」といった、YouTubeらしい企画ものにも挑戦。これも「ぬいTuberならでは」の魅力がある動画となっています。

食べ物を扱ったネタ動画は(人間がやると)下品・汚いといった要素を孕みがちですが、ぬいTuberである彼らがやるとその質感は一変します。何とも可愛らしくゆるふわな雰囲気で、クスッと一笑いできる癒しの時間を演出してくれるのです。

エンタメを楽しむのにも気力と体力が必要。本当に疲れている時は、ボーっと眺めていて癒されるコンテンツに触れていたいですよね。『ぬいぐるめ』は正に、その枠にハマってくれる存在だと思います。

3人のぬいTuberがあーでもないこーでもないと試行錯誤するのを眺めながら、料理が出来上がったことをクオリティに関係なく一緒に褒めたたえる。

そんな楽しみ方がいつでもできるのが、『ぬいぐるめ』です。

彼らも時には失敗することがあるし、不格好な料理を作り上げてしまうことも少なくありません。それでも彼らはやり切った達成感にまず喜び、自分たちの努力を肯定します。結果よりも、過程で何を得たかを大事にしているぬいTuberだと言えるでしょう。

無邪気に現状を楽しむ『ぬいぐるめ』3人の姿は、見る者にとても元気を与える力があります。それが「ぬいTuber」ならではの、他のYouTube動画には出せない魅力だと僕は思っています。

3人の「ぬいTuber」
個性とオススメ動画

それではこの項で、『ぬいぐるめ』で活躍する3人のぬいTuberと、彼らのオススメの動画をそれぞれ紹介して行きましょう!

ハレ

赤色のぬいぐるみのハレくんは、比較的テンションが一定で論理派担当。

クール…ではなく、十分に元気な男の子ではあるのですが。後述する「とりまる」くんがあまりにも元気すぎる故に、どうしても"そう"見えてしまうといった感じでしょうか。

"ぬい"として人間界にやってきた彼らが、「ぬいTuber」になったのも彼の発案。Twitterの運営なども担当していて、インターネットの活用もお手のもののようです。今回の記事執筆の話も、ハレくんが超感想エンタミアまで持ってきてくれました。

動画内では元気すぎるとりまるくんとマイペースな「綿毛」くんのバランサーとして活躍していて、実質的な進行役も務めています。3人が揃う動画では欠かせない存在です。

一見テンションが低く見える時はあっても、不測の事態が起こるとよく驚き、よく笑う。そんな可愛いらしいところがあるのもハレくんの魅力です。彼を良い感じに振り回してくれる2人と一緒に活動できているのは、ハレくんにとってはとても幸運なことではないでしょうか。

とりまるくんとは人間界に来る前からの仲らしく、2人だけが登場する動画ではとても息の合ったコンビネーション、距離の近さを感じさせてくれます。一番元気に盛り上がるのは、ハレくんととりまるくんの動画です。

「演者が仲良くわちゃわちゃしているところを見るのが特に好き!」という趣向の人は、2人の動画から視聴してみると良いでしょう。

対してマイペースな綿毛くんと接する時は、彼のテンポとテンションに合わせて会話をしてくれる優しい一面が見られます。

「しっかり者のお兄ちゃんと健気な弟」に近い関係性を好む人には、ハレくんと綿毛くんの動画がオススメです。

それぞれの個性が魅力的なだけでなく、2人や3人の関係性が見せる良さがあるのも『ぬいぐるめ』の魅力です。テンションが安定して見やすいハレくんの動画は、どの動画も入門編として最適ですよ。

とりまる

黄色のぬいぐるみのとりまるくんは、とにかく底抜けに元気で『ぬいぐるめ』全体を明るくしてくれる存在です。

いわゆる「YouTuberのテンション」を持っているのがこのとりまるくんで、3人がYouTubeで活動できているのはとりまるくんのおかげと言っても過言ではないかもしれません(調子に乗せてしまうかもしれない)

とにかく彼の良さの全てはその元気さに由来しています。
深く考えずに突っ走るところ、どんな結果になってもめげずに良い点を探そうとするところなど、自己肯定感高めの動画を視聴者に届けてくれています。

そんな可愛らしく元気で無邪気なとりまるくんの姿を見ていると、こちらもすごく元気を貰えるようで、疲れている時は何となく彼の動画に手が伸びてしまうような気がします。疲れすぎている時は、逆にうるさく感じるんじゃないかって?そういう時は、次に紹介する「綿毛」くんの動画がフォローしてくれますのでご安心を。

高いテンションに軽快なトーク内容。聞き取りやすい声にマシンガンな口数。とにかくYouTubeの活動者として、理想的な才能を持っています。

前述したハレくんとの2人の動画ではその能力が遺憾なく発揮されている他、個人撮影の動画でもそのテンションは乱れることがありません。「面白い動画が見たい!」という時も、彼が登場する動画を選んでおけば間違いはないでしょう。

綿毛くんとの2人の動画でもいつもの元気さが削がれることはありませんが、かと言って綿毛くんを無視して自分の速度で突っ走ることもありません。綿毛くんのペースも理解しつつ、彼のテンションを上げられるような語りを意識してくれています。これで意外と気遣いができるんですね。

独り善がりな元気の良さではなく、自分の目の前の人にもしっかりとそれを伝えようとがんばっている。

そういう優しさや魅力が伝わってくるからこそ、視聴者も彼の動画をとても楽しく見ることができるのだと思います。

それぞれの出す動画が、違った持ち味を持っていた楽しめる。『ぬいぐるめ』は、そんな3人である意味がたくさん詰まったぬいTubeチャンネルです。

綿毛

青色のぬいぐるみの綿毛くんは、極めてマイペースなおとぼけ担当。…かと思いきや、ちょこちょこエッジの利いた台詞を放ったり、打算的な言葉を発したりする侮れない一面も持っています。

ハレくんやとりまるくんとは人間界に来た経緯が違うらしく、2人とも人間界で出会ったという関係のようです。また3人の中では最も料理の知識やノウハウがなく、特に初心者向けの簡単なレシピを担当するのがこの綿毛くんです。

綿毛くんはとにかく声が小さく喋るペースもゆっくりで、YouTuberとしては「この子大丈夫かな…?」とどうしても思ってしまう個性を持っています。

しかし彼を『ぬいぐるめ』の一員として見たら、全く話は変わってきます。ハレくんがしっかりと全体を回し、とりまるくんが場の空気を盛り上げてくれることで、『ぬいぐるめ』は彼の個性を120%活かせる環境になっているのです。

結果として綿毛くんは3人の中でも取り分け際立った存在感を放っていて、『ぬいぐるめ』が独自性の高い魅力を持つ理由その物となってくれています。

さらにYouTuberは元気に大きな声・早口で喋るというイメージが強いこともあり、綿毛くんのような存在を珍しいと感じる人も多いと思います。その個性を"ぬいぐるみ"という愛くるしいボディで魅せてくれることもまた1つの長所です。

そのおかげで、綿毛くんが個人で登場する動画は『ぬいぐるめ』の中でも一際異色な仕上がりです。

まるで応援したくなる映像作品のようでもあり、作業用BGMのような柔らかい雰囲気でもある。唯一無二の不思議な世界観に、視聴者を招待してくれます。とりあえず常に流しっぱなしにしておく動画をお探しなら、綿毛くんの動画はその希望にしっかりとハマってくるでしょう。

中でもロケに行ってプロの料理人からレシピを教わる「綿毛、プロにパスタづくりを教わる」「綿毛、パティシエにケーキづくりを教わる」はとても秀逸な動画です。

プロの料理人が綿毛くんのペースと知識・可動域に合わせて、小さい子どもに教えるように極めて丁寧に優しく作り方を教えてくれます。

僕はそこそこ料理系YouTuberの動画を見ますが、1つの料理を細かく噛み砕いて教えてくれるという観点では、この綿毛くんの動画以上のものを見たことがありません。

個人的にもとてもお気に入りの動画となっています。
何も考えずに優しく温かい空気に触れていたいという方はもちろんのこと、「超感想エンタミアのはつのオススメから見たい!」という方は、是非この動画から入ってみてください。

物語性のある世界観

最後に、『ぬいぐるめ』が持っている独自の世界観についても触れておきましょう。

3人の"ぬい"たちはそれぞれが居候先を持っており、同居人である人間の男性と2人で生活をしています。

イラスト:腰オラつばめ様

(左)とりまるの同居人 水無瀬かえで
(真中)ハレの同居人 乙葉千花
(右)綿毛の同居人 志保凛ノ介

3人が3人とも同居人に恩義と友情を感じていますが、中でもハレくんは特に千花のことが大好きです(※千花を前にする人が変わったようにテンションが上がる)YouTubeを始めようと思ったのも、お世話になっている千花にお金を収めるためなんだとか。

同居人たち同士にも関係性があり、ハレくんととりまるくんの2人が、綿毛くんが出会ったのも同居人たちが友人同士であったからです。そういった数奇な運命が結び付いて、彼らは今6人で『ぬいぐるめ』の活動に勤しんで(応援して)います。

「ぬいTuber」という特殊な存在である彼らには、そういった細かい事情が他にも存在するようです。

何故彼らがぬいぐるみなのか、どうして人間界にやってきたのか、何を目的としてぬいTuberを始めたのか。そういった真実へと結びきつきそうな伏線が、動画の至るところに小さな伏線としてちりばめられています。

普通に動画を視聴している分には無視して問題ない(そもそも気が付かない)部分ではあるものの、そういった1つのアニメ作品を追いかけるような楽しみ方もできる。『ぬいぐるめ』はそんなYouTubeチャンネルでもあります。

チャンネル内には料理系の動画の他に、彼らの日常を切り取った「ぬいぐるめの日常(ぷちドラマシリーズ)」も展開されています。1本2分程度の短い動画群で、同居人と"ぬい"たちのショートストーリーを楽しむことが可能です。

もしそういった楽しみを『ぬいぐるめ』でもしてみたいという人は、ショートドラマも併せて楽しむことで世界観の拡がりを感じることができるでしょう。

単純に動画で活躍する"ぬい"たちの知られざる一面を知ることができるので、「より彼らのことを好きになりたい」と思っている人はもちろんお見逃しなく。YouTuberの人間的な魅力は、意外とサブチャンネル(サブコンテンツ)にあると、相場が決まっているものですよ。

おわりに

「ぬいTuber」というまだ広く知られていない活動者、そしてその"ぬい"が活躍している『ぬいぐるめ』というYouTubeチャンネルについてお伝えして参りました。

この記事は『ぬいぐるめ』のハレくんから、「分かりやすく自分たちの存在・活動を説明してくれるコンテンツが欲しい」という依頼を受けて作成することになりました。

まだまだ彼らは駆け出しのぬいTuberであり、その活動の分かりづらさからなかなか認知度を上げられず困っていたようです。その中で開始4ヵ月での登録者数900人超えはすごいことです!超感想エンタミアのYouTubeチャンネルも、1000人突破には5ヶ月半かかりました。

この記事は『ぬいぐるめ』のことを知った人により理解を深めてもらえるものであると共に、彼らのことを知ってもらう布教用の記事でもあります。

超感想エンタミアで『ぬいぐるめ』のことを知った人はもちろんのこと、今『ぬいぐるめ』が大好きな人も、お友達にオススメするのにこの記事をご利用ください。

僕も記事を書く傍らでYouTubeチャンネルも稼働させている1人の活動者として、今後とも『ぬいぐるめ』の3”ぬい"のことを見守って行こうと思います。皆さんも是非、彼らのことをよろしくお願い致します!

この記事が、読まれた方々にとって新たな扉を開く内容になっていましたら幸いです。超感想エンタミアのはつでした。それではまたどこかで。

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この記事は『ぬいぐるめ』様からご依頼を受けて作成しております。

©Nuigourmet

  • この記事を書いた人

はつ

『超感想エンタミア』運営者。男性。美少女よりイケメンを好み、最近は主に女性向け作品の感想執筆を行っている。キャラの心情読解を得意とし、1人1人に公平に寄り添った感想で人気を博す。その熱量は初見やアニメオリジナル作品においても発揮され、某アニメでは監督から感謝のツイートを受け取ったことも。

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